出版社内容情報
地上戦で身も心もぼろぼろとなった人々に人間の心を甦らせたさんしんの音色。それは沖縄の魂そのものだった。好評アニメが絵本に。 小学校低学年~小学校高学年
内容説明
沖縄南端の島に住む正吉は、お母ァと2人暮らし。村一番のさんしん(三味線)ひきだったお父ゥは正吉が5歳のとき満州で戦死した。第二次大戦の戦局は日ましに悪くなり、上空を飛ぶ敵機が村人たちを脅かす。敵の上陸が間近にせまったある夜、家から移り住んでいた洞穴(ガマ)を追い出された正吉たちは、砲弾の中をにげのびる。やっとたどり着いた別の洞穴で、米兵が降伏をよびかけるが、防衛隊員は「全員玉砕だ」と叫んで手りゅう弾をくばった…。沖縄戦の実相にせまる反戦文学の最高傑作。小学校上級から
感想・レビュー
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