出版社内容情報
いたこのばばさまに助けられたおこんぎつねが、ばばさまにおんがえし。日本人の情緒をうたいこんだ、「よい絵本」選定の名作です。 小学校中学年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
47
絵に誘われ借りた図書館本。 目の見えないイタコのばばさまとキツネのじょうるりをするおこんのお話。占いもはずれっぱなしのばばさま。お城に呼ばれる前の予感が当たってしまった!姫様の病気は治ったが、馬方の欲で悲しい結末に…ばばさまの必死にうなるじょうるりに「あいかわらずへたくそだな」と泣き出す。お互いを思いやる優しい気持ちが伝わってきます。おこんがかわいそう~おこんは神様の使いだったのかも知れません。この文に井上洋介さんの絵がとてもあっていたと思います。2023/08/20
paf ❤︎
30
あまりにもおこんが哀れで、あぁ、涙。井上さんの絵がぴったり。現在多忙につき、後日あらためてこの本の良さを書き加えます!2020/02/22
みさどん
17
題名は心に残っていたのに、なぜか読んだことがなかった。きつねって、心優しきものもあれば、ずる賢い悪の象徴でもある。じょうるりを語るきつねのおこんは、めくらのばさまと暮らす。いたこのばさまは年老いて自暴自棄になっていたから、それからの二人の生活は満たされるというもの。悲しい終わり方が残念だなあ。心の交流っていいものだ。きつねってやっぱり憎めない。2025/09/14
舟江
11
イタコというと、ディスカバージャパンで恐山が有名になってしまったが、本来はこちらの方が由緒ある方ではないのだろうかと思った。また、狐は稲荷大明神の使いであるからして、何か不思議な力を持っているのかもしれない。2020/04/04
mari
10
絵本にしては文字が多くて長い!でも、物語を読み進めるとぐっとひきこまれます。おこんとばばさまの絆、悲しい結末。悪を恨んでしまうな。2014/10/29




