新・ものがたり日本歴史の事件簿
岩崎弥太郎―龍馬の夢をつかんだ男

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652016534
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8321

内容説明

歴史の大きな曲がり角にさしかかっていた幕末の日本。そこには、新しい世を生み出そうとする痛みともいえる大混乱が起きていた。だが混乱こそ絶好のチャンスととらえ、積極果敢に行動した人も少なくなかった。失敗を恐れず、自分を信じて進み、幸運にめぐまれた者だけが、夢を手にした。その行動のなかで、坂本龍馬をはじめ多くの命が失われた。龍馬の最後の1年を長崎でともに過ごし、杯を傾けながら語り合った龍馬と弥太郎。海をめざす夢を断たれた龍馬と、その夢にたどり着いた岩崎弥太郎―。大河ドラマで注目、弥太郎の生涯と時代をわかりやすく伝える。

目次

世に出る道をもとめて―日本が国を開いたころ(自信満々のいごっそう―江戸へ出て学問がしたい;あこがれの江戸へ―故郷からの手紙 ほか)
出世の糸口をつかんだ―開国か攘夷か、混乱のなかで(出会い―吉田東洋と後藤象二郎;長崎の失敗―井ノ口村の暮らし)
幕末の風雲に身を投じて(ふたたびの長崎―土佐の貿易を背負う;自分の考えを話すと、龍馬は手をうって喜んでくれた)
未知への挑戦者―新しい時代の幕が開いて(長崎から大阪へ―三菱誕生;土佐の岩崎から日本の岩崎へ ほか)
新しいライバルが出現―その戦いのさなか

著者等紹介

小西聖一[コニシセイイチ]
1939年生まれ、愛媛県出身。早稲田大学大学院修士課程(日本史)修了。おもな映像作品「くらしの歴史」(NHK)「廣重の東海道を歩く」(NHKプロモーション)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

93
図書館本 今年の大河ドラマの主役であるアノ人との対決が一番の見どころの1冊でした。あちこち引っ張りだこのアノ人も殿様商売が抜けないという意外な一面(弱点?)があらわに…。 夫人同伴の親睦会を開いたり、弥太郎の先進性・接客センスの光る生涯を追った作品。2021/03/10

喪中の雨巫女。

18
《私‐図書館》弥太郎さんのいい点・悪い点も含めて人間らしさがでてよかった。2011/07/18

Mayu

10
岩崎邸のイメージから、明治の大富豪、という印象で、なんとなく、龍馬より後の時代の人だと思っていたのですが、年齢的には龍馬の方が一歳年下で、同時代の人でした。成功するまで中々芽が出なくて、やっとまともな役職を得て世の中に出れたのは30を過ぎてからということも初めて知りました。渋沢栄一さん率いる日本郵便蒸気船会社との競争など、もう少し詳しく知りたいと思ったことも多く、詳細な伝記を読みたくなりました。幕末から明治にかけて世の中が混乱した時代に、低い身分から自分の生き方を切り開いた人たちに勇気をもらえました。2019/09/11

えこ

7
岩崎弥太郎は坂本龍馬と同時代の人なので、どうしても龍馬の方が目立ってる気がするけど、凄い人なので気になっていました。次は大人向けの本で読もうと思います。2020/07/24

ビーバー

2
児童書で読みやすかった2014/07/10

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