内容説明
経典のテキストを丹念に読み込むことで得た新見解を提示。古霊宝経をめぐるこれまでの議論に一石を投じる意欲作。
目次
第1篇 敦煌本「霊宝経目録」における経典の分類(陸修静による霊宝経典の分類;陸修静の霊宝経観と『太上洞玄靈寶天文五符經序』の分類;陸修静の霊宝経観と「舊目」の解釈)
第2篇 敦煌本「霊宝経目録」の分類カテゴリーの検証(霊宝経における新旧の概念の形成;「十部妙經」と「元始旧経」;分類の為のカテゴリーとしての「元始旧経」と「仙公新経」)
第3篇 陸修静の霊宝経観(霊宝経と天師道;陸修静の霊宝経観の形成)
著者等紹介
林佳恵[ハヤシカエ]
2013年3月、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得満期退学。2016年5月、博士(文学)(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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