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内容説明
織田信長のあとを引きつぎ、戦国の世を統一した秀吉は、さっそく翌年、石山本願寺のあとに巨大な城を築いた。美しい天守閣をもち、しかも難攻不落とよばれた城。政治の本拠地であり、みずからの権威の象徴でもあった。だが、いつの時代にも、永遠の権力などあり得ない。権力が存在すれば、それを越えようとする者が現れる。秀吉がこの世を去るやいなや、強力な力が、この城を大きくゆさぶりはじめたのだ!その強力な力こそ、満を持してこの時を待っていた徳川家康!城を守るのは、愛児秀頼をかかえた淀の方。そして、豊臣家再興の希望を託して、ぞくぞくと入城してくる、関ヶ原に破れたおびただしい浪人たち…。真田幸村、後藤又兵衛、塙団右衛門ら、一騎当千のつわ者も加わった。慶長十九年(一六一四年)十一月十九日、いよいよ大坂城をめぐる戦いの幕は、切って落とされた。
目次
大坂城最後の日―豊臣秀頼、炎のなかで自害
豊臣家栄光のシンボル―天下無双の城に待望の若君誕生(大名総動員―秀吉の力を見せつけた大坂城建設;「拾」と名づけられた赤ん坊―秀吉の期待を一身に受けて ほか)
秀吉のあとをつぐ者はだれか―なおもつづく戦乱の世(「天下殿になられ候」―独走する家康;家康が動き、三成が応じる ほか)
豊臣の名を消せ―最後の戦い大坂の陣へ(「君臣豊楽」・「国家安康」;且元退城―幸村入城 ほか)
元和偃武
著者等紹介
小西聖一[コニシセイイチ]
1939年生まれ、愛媛県出身。早稲田大学大学院修士課程(日本史)修了。放送作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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