出版社内容情報
隣の空き家から聞こえてくる怪しい物音。ピピンはなかよしのトムトムと一緒に張りこみをすることに。そこに現れたのは……?
内容説明
「地球にいるほうがずっといいもの」コマドリの鳴く、うららかな街で、九歳のピピンとトムトムは思いました。夢は宇宙飛行士より、だんぜん…。
著者等紹介
たかどのほうこ[タカドノホウコ]
1955年函館市生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。『へんてこもりにいこうよ』『いたずらおばあさん』で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』で児童福祉文化賞、『十一月の扉』で2001年産経児童出版文化賞、『おともださにナリマ小』で2006年産経児童出版文化賞、JBBY賞、『わたしたちの帽子』で、赤い鳥文学賞、小学館出版文化賞を受賞。札幌市在住
さとうあや[サトウアヤ]
1968年千葉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。その後、セツ・モードセミナーに学ぶ。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
138
小学生用の童話で二人の少年が経験した物語です。私は最初読んでいて外国物を訳したのかと思いましたが、い本の方が書かれているのですね。おばあさんとの心温まる交流があります。タイプライターやレコードが出てきてなつかしい限りです。最後の方では挿絵もカラフルになっています。このシリーズはあと2冊出ているので読みたい気がします。2016/11/06
mntmt
24
おもしろかった!やっぱり、たかどの ほうこの本は、いいなあ!2016/05/05
Yukiko Yosuke
18
クラス担任から将来の夢を考えてくる宿題を貰ったピピンとトムトム。トムトムが将来の夢の一つとして呟いた「怪盗ダンダン」。後から読み返すと、これ、ちゃんと伏線になってる!ピピンの詩の宿題を手伝ってくれていたドラさんとの悪だくみ、チェントさんの秘密、ドラさんを含めたドレミファ荘の三姉妹。個性的なキャラと、いつの間にか探偵のようなことをやっていたピピンとトムトムの活躍の先はハッピーエンドも。児童書として中学年がじっくり読める長さと楽しさ。毎晩1節ずつ読んであげると2週間かかったので結構大変だったが。(笑)2024/07/11
7petit
16
たかどのさんの作品に出てくる可愛らしくてお茶目なおばあちゃんがとても好き。チェントさんも2人のお姉さん(もうおばあちゃんかな?)もいい味出してます。ピピンとトムトムより主役だと思うんですが(笑)2013/12/04
ume 改め saryo
14
チェンとさんが、最後の最後で いたずらお婆さん に目覚めたのが良かった(笑)(^0^)/ 途中、ダンダンのセリフを覚えるシーンは、『 おんちょろちょろ 』みたいで ちょっと嬉しかった(笑) 昔話万歳!!(^^)/2012/05/23