内容説明
宇宙のかなたから時間をこえ、“ウサギ”は、ひとりで地球までやって来た。スパイ学校卒業したての“ウサギ”の任務は「かわいいぬいぐるみのウサギ」のすがたで地球人をゆだんさせ、地球「しんりゃく」のための情報を集めること―。はたして作戦どおりにいくのか…。
著者等紹介
岡田貴久子[オカダキクコ]
同志社大学英文学科卒業。童話「ブンさんの海」で第7回海日童話新人賞受賞。「うみうります」と改題して刊行(白泉社)、現在「小学国語(四年上)」(日本書籍)に収録されている
ミヤハラヨウコ[ミヤハラヨウコ]
友禅の染め付け、グラフィックデザイナーを経て1998年イラストレーターとなり、動植物の絵を中心に、装画、広告、雑誌等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちぃ
5
シリーズものだったのは、読み始めてから気付いた。ぬいぐるみウサギに分した、宇宙からのやってきたスパイという設定(だよね)。 ウサギ、可愛い。 前作も読んでみたいと思いました。2014/08/27
どら母 学校図書館を考える
3
今年の十五夜では 忘れずに紹介しよう2016/01/05
MASAKO
1
ひいひいおばあちゃんの、ちっちゃいきねで空を飛ぶなんて、と思ったら、またまた宇宙の便利グッズでした。保証が三百年って、凄い。2016/08/14
けいねこ
1
ピンクのウサギのぬいぐるみに見えるけれど、その中身はなんと地球を侵略するために調査にやってきた宇宙人。すっかり地球の暮らしになじむ今日この頃、おとなりのハルたちと作ったおだんごを食べてお月見です。ところが、ウイスキー入りのフルーツポンチを飲み過ぎて酔っぱらい、ハルのところから持ち出したちっちゃなきねをなくしてしまいます。故郷の星のテクノロジーで見つけ出したものの…… ひたすらかわいくかっこいい(?)ウサギの活躍にわくわくドキドキです。科学とファンタジーの融合ぶりも見事です。2007/11/10
そのじつ
1
今度は月見酒で酔っぱらって、大失態のウサギ。月見ダンゴを作る杵が怪しい動きをしている!?手下のハルが危機一髪!!ウサギ単体で右往左往している感じで物語として面白みに欠ける。月の詳細データを挙げるなどSFっぽさを出しながら、結局事件の真相はウサギの想像でしかない。ウサギの動きを客観視する存在が側に無く、ひとりボケツッコミみたいになっている。手下のハル(地球人の女の子)が今イチ活躍していないのが、いつも気にかかる。このパターンが多すぎる。2012/11/13