内容説明
宇宙のかなたから時間をこえ、“ウサギ”は、ひとりで地球までやって来た。スパイ学校卒業したての“ウサギ”の任務は「かわいいぬいぐるみのウサギ」のすがたで地球人をゆだんさせ、地球「しんりゃく」のための情報を集めること―。はたして作戦どおりにいくのか…?となりの家のハルと雪だるまをつくったつぎの日、雪だるまが誘拐された―!?だれが?なんのために?緊急警報発令!作戦宙域に異星人が侵入?とんでもないE・Tがまたまた地球を救う…。
著者等紹介
岡田貴久子[オカダキクコ]
同志社大学英文学科卒業。童話「ブンさんの海」で第7回毎日童話新人賞受賞。「うみうります」と改題して刊行(白泉社)、現在「小学国語(四年上)」(日本書籍)に収録されている
ミヤハラヨウコ[ミヤハラヨウコ]
友禅の染め付け、グラフィックデザイナー等を経て1998年イラストレーターとなり、動植物の絵を中心に、装画、広告、雑誌等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けいねこ
4
ピンクのウサギのぬいぐるみに見えるけれど、その中身はなんと地球を侵略するために調査にやってきた宇宙人。さて、今回は、お隣に住む女の子ハルといっしょに作った雪だるまが行方不明に。いくらなんでもそんなに急に溶けるはずはないし、それどころか、最近冷え込む一方で…… いろいろきっちり設定されているのがちらりちらりと出てくるので、ウサギの本当の姿とか、母星の様子がとても気になります。2007/11/09
まみっち
3
ウサギが地球のことを「地球だ星」と思っているところが、かわいくておもしろかったです。2011/09/03
そら@真面目にダイエット中
3
雪だるまは誘拐されちゃうし、宇宙からナノ星人とやらが地球を乗っ取りにきちゃうし、ウサギの「ピンクのぬいぐるみのウサギ作戦」は大ピンチ!ウサギは雪だるま作りで風邪ひいちゃって頭がぼーっとしちゃってる中、ナノ星人を追い返さなきゃいけないし、雪だるまを探さなきゃいけないしで、しかも、ハルのお父さんがナノ星人に誘拐されちゃったりと、かなりのピンチです。ウサギの発言やら、考えていることやら、作戦やらが面白くて、思わず笑っちゃいます。2009/05/21
けいねこ
2
ゆるゆるっとしたお話のようで、ところどころ、「キリッ」としたところがあって、楽しませてくれる。再読もまた楽し。2020/05/13
二条ママ
2
長女7歳。図書館本。独り読み。2018/05/10