出版社内容情報
パンダのポンポンはコックさん。料理が得意でおまけに食いしん坊です。ポンポンを主人公に、ユニークな動物たちが次つぎ登場します。毎回料理をめぐって展開する連作童話集。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
ポンポンは、レストランのコックさんです。料理が上手で、おまけに食いしん坊。だからポンポンのお話には、いつも、おいしそうな食べ物が、いっぱい出てくるんです…。
著者等紹介
野中柊[ノナカヒイラギ]
1964年生まれ。立教大学法学部卒業後、渡米。ニューヨーク州在住中、1991年「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。『パンダのポンポン』は、初めての童話作品
長崎訓子[ナガサキクニコ]
1970年東京生まれ。多摩美術大学染織デザイン科卒業後、フリーのイラストレーターとして、雑誌の連載、単行本の装画・挿絵、CDジャケットなど、多方面に活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
パンダのポンポンはレストランのコックさんをしていて、とても食いしん坊。夢の中でサンドイッチを食べるところを邪魔されて、仕方ないから自分で作ります。美味しく出来上がったのを一人で食べるよりもと、大好きなチビコちゃんの家へ急ぎます。道中他の動物たちが美味しそうと後をついてきて、チビコちゃん以外の動物さんたちは結構自分勝手。誕生日のご馳走も食べて帰ってしまい、主賓のチビコちゃんとポンポンでお片付け。仲良く助けあうのが可愛い。シリーズになっているので、次も楽しみです。2022/05/24
はるぽん🐰道草中🐱
34
図書館の棚~シリーズ本なので、かわいい絵とカラフルな色が並んでいました。皆さんの感想もよかったので、これはもう借りてみなくちゃね。パンダのポンポンは食いしん坊です。って始まりから気に入ってしまいました☆たくさんの食べ物が入っている冷蔵庫に、おはよう、ありがとうを言うポンポンがとってもいい♪おいしそうな食べ物がいっぱい。個性的で楽しいご近所さんもいっぱいの楽しい本。仲良しなふたり~ポンポンと猫のチビコちゃんの関係も素敵でした(*^^*)2015/03/22
なななお
22
パンダ🐼…この愛すべき存在。白と黒が上手く配置されただけで、こんなにも愛おしく感じるなんて…という神様の粋なデザイン物、パンダくんが主人公の幼年童話。3年生くらいが1番適当かな。野中柊さんの歌う様なリズミカルな文章と長崎訓子さんのポップでボリューム感のある絵が堪らなく素敵にマッチング💑この可愛い表紙は、思わず手に取ってしまいますよね🐼❤という訳で図書室にはいつも面出しにしている本の1冊。パンダのポンポンは、とても美味しそうなサンドイッチをさぁ食べよう!という所で目が覚めてしまい……短編三作収録。2022/09/27
ツキノ
19
長崎訓子さんのイラスト目当てに読んでみる。朝起きて冷蔵庫に「おはよう」と言う食いしん坊ポンポン。そうか、コックさんなのね。最初の話「サンドイッチ・パレード」に続々登場した動物たちの素性?が後のお話でだんだんわかってくる、というのもニクい作り方。本文にある「いやはや。どうなっちゃってんの?」この文句がいい。いろいろつっこみどころのあるストーリー全体を表現しているようで。2015/10/09
吉田あや
11
パンダのポンポンはレストランで働くコックさん。仲良しさんは白と黒の猫のチビコちゃん。ポンポンが作るおいしそうなお料理、チビコちゃんのオウチのピッコロピッコロピッコロコロと小鳥のさえずりみたいに鳴るチャイム。赤いギンガムチェックのテーブルクロスのかかった丸いテーブルと飾られた一輪のお花。青空が広がったピクニック気分が味わえるお店の中庭。日常の1つ1つがキラキラ輝いているポンポンの世界。今日も明日も特別な日。それは誰かのお誕生日だから。誰が生まれたかはどうでもいいこと。毎日がだれかのお誕生日。毎日が特別な日。2013/06/12
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