理論社の大長編シリーズ 復刻版<br> 東京石器人戦争 (復刻版)

理論社の大長編シリーズ 復刻版
東京石器人戦争 (復刻版)

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  • サイズ A5判/ページ数 338p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652005446
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

小学生・広志の住む町にある日突然、石器人と古代・原始の森が出現した!広志は石器人の家族と交流を始めるが、騒ぎはマスコミ・警察をまきこみ、やがて大事件へと発展してしまう!強烈なメッセージを放つ、奇想天外で壮大な物語。産経児童出版文化賞受賞作品。

著者等紹介

さねとうあきら[サネトウアキラ]
東京都生まれ。早稲田大学在学中に創作戯曲『ふりむくなペドロ』で厚生大臣賞受賞。1972年に『地べったこさま』で日本児童文学者協会新人賞・野間児童文芸推奨作品賞、1979年に『ジャンボコッコの伝記』で小学館文学賞、1986年に『東京石器人戦争』で産経児童出版文化賞をそれぞれ受賞

長谷川集平[ハセガワシュウヘイ]
兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術大学中退。デビュー作『はせがわくんきらいや』で創作えほん新人賞受賞。絵本に『ホームランを打ったことのない君に』(日本絵本賞)など。児童文学作品に『見えない絵本』(赤い鳥文学賞)などがある。現在長崎市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Som

1
石器に興味を持ち始めた8歳の息子にちょうどいいかと題名で選び、少しずつ読み聞かせ。ちょっとグロテスクだし、時代的に差別用語も使用しており、読み聞かせにはちょっと難ありだったかな。現代文明に対する疑問や反省を促す方向にある内容で、とても興味深かったけど。息子はその生々しい描写のところに食いついてくる。刺激的だったようです。2016/10/31

姫草ユリ子

1
感じにフリガナもふってありますし、挿絵もいっぱいで児童文学とも思えるのですが、扱っている題材はとても深いものがあります。東京の一角に突然現れた石器時代の家族。言葉は通じないまでも心を通わせた少年の冒険と旅立ちを描いた物語です。「石器人は、人を殺したりしない。人と人が殺し合うのは、文明人の特技だ」という言葉が印象的でした。ラストはちょっと腑に落ちないけど。2014/01/05

ビシャカナ

0
東京郊外にひっそり残った森から、突如石器人が現れて、過剰反応するマスコミと警察によって日本中を巻き込む騒動に発展し、不思議な力を持った石器人と文明人の戦争ともいうべき事態になる。そして最後は東京が海に沈むことになる。強い文明批判と、自然回帰を謳った児童文芸。粗野だが力強い挿絵も魅力的。しかし何十年も前の作品だからか今ひとつピンとこないというか、今だったらエコロジーブームやらなんやらで石器人も受け入れられそうだなと、そしてマスコミが石器人を褒めそやかしそうだなと、思った。2015/06/17

ひつじ

0
奇想天外なファンタジー。児童書だからと気をぬいて読んでいると、予想外の展開にラストぎょっとさせられる。

Taku Kawaguchi

0
なかなか、ハードな物語でした。 最後は東京が沈没しました。 これは、やり過ぎだな。2024/06/01

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