理論社名作の森
竜のいる島

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  • サイズ B6判/ページ数 490p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652005231
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

八間島へやってきた一郎太は島の少年たちと近くの無人島へ釣りに行く。そこで一郎太だけが海中の巨大な海獣に出会う。古老によればこの流刑の島には竜神伝説があるという…。   小学校高学年~中学生

内容説明

都会から八間島にやってきた一郎太は、島の少年伝六、留吉と仲良しだ。その夏、三人は近くの無人島豆島へ釣りに出かけた。ところが一郎太だけ、海中で巨大な海獣に出会ったのだ。ネス湖の怪獣のような、首の長いでっかいやつだ。きっと幻を見たのだろう…伝六も留吉も信じない。父親も、叔父も信じない。ただひとり、この島の古老の話では、昔、流刑の地だったこの島には、いまも竜神伝説が残されているという。そこへもうひとり、怪獣を見たという青年が…。島は、にわかに騒がしくなった!地元の記者や恐竜学者の叔父、あげくは海洋生物学者のイタリア青年までまきこんで、海獣さがしが始まったのだ…。

著者等紹介

たかしよいち[タカシヨイチ]
1928年熊本生まれ。1962年、先史時代の少年をテーマにした長編少年小説『狩人タロのぼうけん』(理論社)を処女出版以来、考古学・古生物学をテーマに、壮大なスケールの冒険物語などを書きつづける。『埋もれた日本』により日本児童文学者協会賞を、『竜のいる島』によりサンケイ児童図書出版文化賞・国際アンデルセン賞優良作品賞を受賞。現在、久留米信愛女学院短期大学教授、図書館長。日本文芸家協会会員

太田大八[オオタダイハチ]
1918年長崎県生まれ。多摩美術学校卒。戦後まもなく子ども向けの絵を描きはじめ、数多くの絵本や挿絵などに、その先駆的、独創的な仕事で幅広く活躍。日本童画会賞、小学館絵画賞、国際アンデルセン賞国内賞、IBA国際図書芸術展金賞などを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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toshokan-no-hito

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お盆に帰省したときに本棚の奥から見つけて再読。中学生のときに読んだ本(実家にあったのは講談社文庫版)だが、今でも読み応えのある内容だった。2010/08/15

たいへー

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小学生のとき図書館で借りて半分しか読めなかった本。実家を離れた近所の図書館で偶然見つけて、気になっていた続きをようやく読むことができた。小学生の私は、恐竜の生き残りを探す海洋冒険小説を期待していたのだが、作者の主眼はそこにはなく、物語は首長竜の生き残りを探す冒険をメインに進むが、中途半端に環境問題を挿入したり、恐竜探しそっちのけで主人公が化石発掘に参加したりして散漫な印象。どうやら、恐竜探しの冒険自体よりも、恐竜にまつわる周辺の事柄を科学読物として子供に読ませたかったらしいが、まとまりがなさすぎる。2022/05/01

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