新・名作の愛蔵版
モチモチの木

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652005101
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

おくびょうな豆太は、モチモチの木がオバケに見えてしまう。そんな豆太が病気のじいさまのため勇気をふるう。表題作他、13編。   小学校中学年~小学校高学年

内容説明

夜ひとりではセッチンにいけない、おくびょうな豆太。ところがある夜、目をさますと、ジサマがハライタでうなっています。豆太は夜道をすっとんで、イシャサマをよびにいきます…「モチモチの木」など、13のお話集。1967年に出版されて、日本の児童文学に新しい風を吹きこんだ『ベロ出しチョンマ』を2分冊。日本児童文学の歴史に残るロングセラーをA5判サイズで活字も新しくページもリニューアルしました。

著者等紹介

斎藤隆介[サイトウリュウスケ]
1917年、東京生まれ。明治大学文芸科卒業。雑誌・新聞記者などを経て、著作活動に入る。短編童話集『ベロ出しチョンマ』で、小学館文学賞受賞。85年没。主な著作に、ルポ『職人衆昔ばなし』正・続、『町の職人』、長編童話『ゆき』『天の赤馬』、少年小説『ちょうちん屋のままッ子』、他に、『斎藤隆介全集』全12巻などがある

滝平二郎[タキダイラジロウ]
1921年、茨城県生まれ。16歳から漫画を描きはじめ、18歳から木版画に手を染めた。また、67年ごろから切り絵を始め、個性的な画風を確立。主な作品は、斎藤隆介と組んだ絵本に『八郎』『三コ』『花さき山』『モチモチの木』など、挿絵の仕事に『ぴいちゃあしゃん』(乙骨淑子作)、他に、『滝平二郎作品集』全15巻などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆうゆうpanda

42
人間、優しささえあればやるときはやるもんだ。三コにしても八郎にしても、何かしら使命を持って生まれてきている。それに気付くまでのんびり構えて待ってやる。斎藤隆介の優しい眼差しが感じられる。どうい子供時代を過ごしたのだろうか。芽が出るまで見守ってくれた両親への感謝だろうか。それとも早く成果をあげるようにと掛けられたプレッシャーへの反動だろうか。一心に一の文字を書く子供、笛の練習をする子供。そのあたりに幼き日の斎藤を知る手掛かりがあるのかも知れない。食うや食わずの貧しい時代の人々。その中にある宝玉が胸を打った。2017/02/10

ばりぼー

23
『モチモチの木』まったく、豆太ほどおくびょうなやつはいない。もう五つにもなったんだから、夜中にひとりでセッチンぐらいにいけたっていい。ところが豆太は、夜中には爺様についてってもらわないと、ひとりじゃ小便もできないのだ。…モチモチの木に、こんやは灯がともる晩なんだそうだ。「シモ月のハツカのウシミツにゃァ、モチモチの木に灯がともる。起きてみてみろ、そりゃァきれいだ。それは、ひとりのこどもしか見ることはできねえ、それも勇気のあるこどもだけだ」こんな冬の真夜中に、たったひとりで見にでるなんて、トンデモネエ話だ。2021/10/12

舟江

9
「花さき山」が結構胸に響いたので、同じ作者の本を図書館に申し込んだ。こちらは短編集だった。それぞれ味のある作品だった。表題の作品は人生の応援歌、「八郎」などの神話のような世界、七変化の作品集だった。2019/02/04

ほのぼの

8
長男読解力強化本。表題のモチモチの木と一の字鬼を読んだ。息子いわく、「かみなりむすめ」の方が好きと。あれも斎藤隆介さんだっけ?と思ってたら、そうだった。よく覚えているなあとちょっと感心した。モチモチは教科書にも載っているし、いい作品だと思う。 2014/08/01

kaffy

4
表題のモチモチの木他。こういう本は小学校期に是非読んでおくべきだと思う。私の次代はまんが日本昔話があったから自然と昔ばなしの雰囲気を感じられてたのになぁ。いい時代だったなぁ。2013/12/29

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