内容説明
もりにはるがやってきました。ところがかじゅえんには、しろいものがふわふわひらひら。「…ゆき?たいへんだ、これからきっとさむくなるんだ!みんなにおしえてあげなくちゃ」ファーディはおおいそぎでみんなにしらせにいきますが…。
著者等紹介
ローリンソン,ジュリア[ローリンソン,ジュリア][Rawlinson,Julia]
イギリス生まれ。サウサンプトン大学で地理学を学ぶ。ロンドン在住
ビーク,ティファニー[ビーク,ティファニー][Beeke,Tiphanie]
イギリス生まれ。ロンドン王立美術大学でデザインを学び、修士号取得。フランス在住
木坂涼[キサカリョウ]
埼玉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
149
このふうわりとした雰囲気の絵柄、懐かしいなと思ったら、ファーディとおちばと同じ作者だった。自然がこんなにも幻想的に見えたら、さぞかし愉しいだろうね。最近少しずつ暖かくなってきたから、体も気持ちもほんのり楽になってきたけど、そんなときにファーディから、みんな冬がやってくるよ!本当だよ!なんて真剣なまなざしでいわれたらどうするだろう。笑顔になれるね。冬はやってきたのかな。吹雪がひらひらと舞う季節は出会いと別れのとき。いろんな人に感謝して、また新しい人と巡り会って、春がやってくるって、本当にうれしいことですね。2025/03/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
82
やさしくて、おっちょこちょいのこぎつねファーディを主人公にしたこのシリーズは〈絵本の歳時記〉のようですね。今の季節にぴったりの美しい【春】の本。森に春がやってきました。花のつぼみは香りを放ち、蝶々を追いかけたりしながら、ファーディは明るい緑の中を歩いていきます。自然に鼻歌を口ずさみながら。丘は緑のすべり台になっていて、そこを降りると花樹園。ところが、花樹園には白いものがふわふわひらひらと降り注いでいます。〈また冬に逆戻りするの?〉。慌てたファーディは森の仲間に知らせにいくのですが……。2009年3月初版。2015/03/15
Natsuki
66
こぎつねのファーディと共に秋(ファーディとおちば)から冬(ファーディのクリスマス)へと季節を巡り、待ちに待った春がやってきました♪鼻歌まじりに森の中を意気揚々と歩いていくファーディに、何故か?私の心はざわつきます(笑)季節が変わっても素直であわてんぼうのファーディ。そしてその友だちもみんな素直。雪だるま式にどこまでいっちゃうのかと思ったけど、ウサギさんナイスですd(⌒ー⌒)!春爛漫な一冊♪2015/03/17
ままこ
63
春っぽい本を読みたくて選んだ。あわてんぼうのこぎつねファーディ。春なのに冬が舞い戻ってきたと慌ててみんなに知らせに行くのだけれど…。春爛漫?愛らしいほのぼの絵本。2018/03/04
たんたん(休みます)
58
☆もりにはるがやってきた。春は誰しも浮かれ気分に♪森にも浮かれ気分のこぎつねさんが…。ファーディはクンクンお花を嗅いだり、楽しそうに鼻歌を歌っている♪そして、幸せそうな顔で丘を滑って行くと…そこにはなんと雪が!優しいファーディは春気分のお友達にまた寒くなる事を急いで伝えに行きます。それを聞いたうさぎさんは…笑。ほのぼのとした動物たちに癒される。ぱあっ!みんな本当にファーディが大好きなんだねってページで思わず微笑む。今の季節にこの絵本を読めた事に感謝。2015/04/02