内容説明
この本の5つのお話は、それぞれ「ま」「み」「む」「め」「も」がつくコトバで書かれているのです。まさか!?と思ったら読んでみて。
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年大阪市に生まれる。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文渓堂)で赤い鳥文学賞、『だれかそいつをつかまえろ!』(BL出版)で日本絵本賞翻訳賞受賞など
スズキコージ[スズキコージ]
1948年静岡県浜北市(現浜松市)に生まれる。物心ついた頃から絵を描き始め、20歳のとき新宿歌舞伎町の路上で初個展、以来、国内外で展覧会、ライブペインティングなどを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
12
「あいうえおパラダイス」シリーズ、「ま」行。画家はスズキコージさん。魔法使いにコージズキンの絵はやっぱり最高に合う。「む」の「むかでのむことり」、痛快です。2018/03/27
ヒラP@ehon.gohon
9
二宮由紀子さんの「あいうえおパラダイス」7巻目。 そろそろ苦しくなってきていると感じていたら、この巻についてはパーフェクトです。 話も滑らかで面白いと思うのですが、スズキコージさんの絵が、それぞれのお話を盛り上げるかのように、ピッタリとフィットしています。 そういえば、このシリーズはすべての巻の絵が違っていて、絵描きさんのコンテストにもなっているのですね。2016/05/17
そのじつ
5
「ま行」を一文字ずつ韻を踏んで物語が進みます。ここまでは他にもある企画だけど二宮さんがひと味違うのはそのダークな味わい!「密輸団は 三つ子を 港で みなごろしにしました。」小4の好きな言葉です「みなごろし」2013/04/18
timeturner
3
すべて頭韻をふんだ言葉で書かれた童話が5編。「まがいものの マスクメロンじゃない、まじりっけなしの またとない まくわうりよ。まずしいけれど、まっとうな まくわうりとして まいにちを まっすぐ まじめに まいおどるのよ」こんなの、よく考えるなあ。《言葉であそぶ本》というシリーズで「あ」から「ら」まで9冊あり、それぞれ違う画家と組んでいるらしい。この本はスズキコージさん。コラージュに使っている印刷物の文字がロシア語なのって前からそうだっけ?2024/09/26
kuri
1
好きだ。お話も絵も。素敵に毒があり、優しさがあり。読み聞かせしてみたいな。子供たちはどんな反応するだろう?2012/02/23