内容説明
この本のお話は、それぞれ「さ」「し」「す」「せ」「そ」がつくコトバで書かれているのです。ナンセンス作家・二宮由紀子による5つのお話。
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年大阪市に生まれる。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文渓堂)で赤い鳥文学賞、『だれかそいつをつかまえろ!』(BL出版)で日本絵本賞翻訳賞受賞など
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道に生まれる。旭川市旭山動物園飼育係を25年勤める。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、『ごりらにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文渓堂)で赤い鳥さし絵賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
10
「さかさやまのさくらでんせつ」の完成度の高さにうなってしまいました。もうこれは言葉遊びの領域を超えて立派な物語になっています。 「すてきなすいか」は、テーマを世界旅行に設定してみごとなまとまりです。「せいたかのっぽの船長さん」は、船長さんのキャラクター分析で、これまた筋が通ったお話でした。 「しまふくろうのしっぺがえしは、みごとなナンセンス。「そうめん会社の総務部長」は、そばとそうめんのいわれない絡み合い。 この巻は、それそれのお話のテーマ性がはっきりしていて、素晴らしいこだわりを感じました。2016/04/14
遠い日
9
「あいうえおパラダイス」シリーズ「さ」行。「さ」「し」「す」「せ」「そ」それぞれの頭どりを徹底した5話。タイトルになっている1話目は、さかさ山がどうやって桜の名所になったのか、そして、力を恃みにせず山賊たちを追い払ったのか、みごとな話となっている。あべ弘士さんの描く武士と山賊がかっこよく、いい味わい。2018/03/19
ヒラP@ehon.gohon
8
絵本仲間に読み聞かせしました。バカウケ!2016/04/09
nago
0
ソーダ村の 村長さん…思い出す。 その一文字を頭に そんなに話が作れちゃうんだ!! そう違和感もなく そうそうことば遊びのように声に出して読むと それまた楽しそうです。2016/04/29
BJ
0
10002015/06/07
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