- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハヤカワポケットミステリー
内容説明
悪党たちが跳梁跋扈する十八世紀後半のロンドン。盲目の治安判事サー・ジョン・フィールディングは、“ボウ街の捕り手”と呼ばれる警察隊を組織し、犯罪の一掃に乗り出すなど、辣腕判事の誉れ高い人物だった。ある日、発砲事件の報に、助手の少年を従えて貴族グッドホープ卿の邸宅に急行したサー・ジョンは、そこで変わり果てた姿となった卿を発見する。状況から明らかに自殺と思われたが、少年がふと洩らした言葉から、事件は思わぬ方向へ。盲目の判事と、彼の目となり手足となって働く少年が、豪壮な邸宅で起きた密室殺人に挑む時代ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たま
85
読み友さんに教えられた1998年刊のポケミス。面白かった。舞台は18世紀後半のイギリス、治安判事のサー・ジョン・フィールディング、この人物が知情意を兼ね備えた傑物で、彼の助手となる、聡明だが世慣れない少年とのバディがとてもいい。サー・ジョンは目が不自由で少年の目を通して捜査するのだが、少年はロンドンの悪徳に不慣れで、そこにアイロニーが生じ演劇的で面白い。最後に犯罪者が奴隷※としてアメリカに送られるのにはびっくり。1787年までは流刑先はオーストラリアではなくアメリカだったそうだ。 2026/01/07
seacalf
35
読友さんの感想に惹かれて。これは当たり。文句なしに面白かった。実在の人物であるロンドンの盲目の判事サー・ジョン・フィールディングが大変に魅力的で、彼の登場によって瞬く間に物語の虜になっていく。当時のロンドンの猥雑さと華やかさが渾然一体となった様子を上手に描きつつ、澄んだ瞳と利発さを兼ね揃えたジェレミー少年が判事の目となり、我々読者に爽やかな冒険譚を届けてくれて胸すく思いを得られる。謎解き自体は弱くて早々に犯人がわかったが、本書の魅力はそこじゃないので充分に楽しめた。続編もあるとのことでこれまた楽しみだ。2025/12/03
maja
20
英国の伝説的な盲目の治安判事ジョン・フィールディングが活躍する第1作目。判事との出会いを語るジェレミーの回想で幕が開く。ロンドンに出たばかりのジェレミーはたちまち騙されて報奨金目当ての餌食にされる。判事は彼の身の上を見抜き今後の道をつけてやろうとするが、そこへ貴族が自殺したと連絡が入る・・。判事の助手を務めることになった13歳の少年の前で繰り広げられる謎の死の顛末。18世紀末のロンドンを舞台に人間味あふれる判事とともに市井の人々が立ちあがってくる時代ミステリで楽しい。再読。2023/05/28
桜子
5
BLIND JUSTICEという原題がかっこいい。18世紀末ロンドンを舞台に、盲目の治安判事サー・ジョン・フィールディングの名推理の数々を、彼の助手を務める13歳の少年ジェレミー・プロクターの目線を通して語る。実在架空取り混ぜての登場人物たちは欠点を大きく引きのばされていて滑稽な半面、親しみやすさを抱かせる。ミステリというより、判事の深い洞察力とプロクター少年の成長譚を絡めた人情物語として楽しめた。このシリーズは11作ほどあるらしいが、残念ながら邦訳は2作目まで。彼らの行く末が気になって仕方ない。2011/07/23
ダリア
3
密室の謎自体は謎とも言えないような感じだが、この小説の魅力は盲目の判事とその助手のキャラクターと倫敦の街並みだ。当時の倫敦をおのぼりさんの少年の目で見るというのが面白く、興味深い。推理小説より歴史小説よりかしら。次作も読んでみようと思う。あと、魅力的な脇役が今後活躍するのではと期待。お使いを手伝ってくれた某婦人とか、ボウ自警団隊長とか。2020/06/03
-
- 電子書籍
- 魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始…
-
- 電子書籍
- シンママ28歳、底辺デビューしました(…
-
- 電子書籍
- 星のカービィ 結成! カービィハンター…
-
- 電子書籍
- 週刊アスキー No.1106 (201…




