内容説明
個性が激しくぶつかる囲碁は、一面で消える芸術とも称される。本書は、算砂、道策、秀策など、稀有の才能をもった、古今の名人・達人のぶつかり合いのなかから浮かびあがった100の物語である。
目次
第1部 戦国・江戸(幻の最古の譜;本能寺三コウの局;井上家興る;碁に勝つも命を取らるる ほか)
第2部 明治・大正(秀甫見損じの局;浪花の豪傑;社長と副社長の対戦;明治の競争碁 ほか)
第3部 昭和前期(勝ちまくる怪童丸;鈴木・野沢十番碁;中国の天才、呉少年;呉来日第一戦 ほか)
第4部 昭和後期(混乱期の本因坊戦;戦後初の十番碁;囲碁新社事件 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
43
名観戦記者・田村龍騎兵が江戸から平成初期までの代表的な囲碁の勝負100番をセレクトしてその時代を解説。という趣旨の本なのだが、田村は1990年に死去しており、本書は1993年に立風書房から刊行。田村死去時点でこの本は完成しておらず、第47番までしか執筆されていなかった。そのため、48番以降は雑誌『棋道』の編集者だった大島正雄が、編集者からの相談をうけて選局および執筆したとのこと。かくゆえ、大島が書いた分量のほうが多いのだが、なぜか共著扱いになっておらず、田村の単独名義で刊行されていて、納得できないところ。2024/12/03
作楽
4
碁を見ましたw2015/05/08
作楽
4
うん、知ってるエピソードもあったな。ヒカルの碁に出てたな。2015/04/21