内容説明
本書は、科学の時代、理論の時代を生きる現代人が自らの常識につけ加えておくべきそうした知識や理解を、いずれもごく短い読み物風に、つまり数式などを使わずにまとめた類書のないガイドブックです。テーマは、物理学、宇宙理論、地球と生命科学、数学、経済学などの分野から偏りなく選んでいます。1ページ目から順に読んでも途中から拾い読みしても何の問題もありません。
目次
第1部 宇宙と物質と力の理論(ニュートンの「万有引力の法則」―質量をもつ物体どうしが引き合う力;ニュートン力学―物体の運動を説明する法則の体系;アインシュタインの「特殊相対性理論」―時間と空間は伸び縮みする ほか)
第2部 生命と地球の理論(大陸移動説とプレートテクトニクス―地球表面をプレートが漂流し、地震や火山活動を引き起こす;「獲得形質の遺伝」と「用不用説」―生物は“不断の努力”で進化する;ダーウィン進化論―生存競争に生き残る者の戦略 ほか)
第3部 数学の理論・定理・公式(ピタゴラスの定理―古代ギリシアの秘密結社の「三平方の定理」;ユークリッド幾何学―“自明の理”の公準の落とし穴;フラクタル図形の幾何学―部分は全体をまねる? ほか)