内容説明
大革命期を生きた二つの巨大な個性、ナポレオンとシャトーブリヤンの互への愛憎を生き生きと描き出した表題作をはじめ、他論文7編。そして真の教育とは?真のゆとりとは?を見すえる教育論10編。仏文学者であり、学園経営者でもある著者の集大成。
目次
非常識の発想 「ミシンと雨傘と手術台」
国際化時代の渦中で―異文化相互理解の基
シャトーブリヤンとナポレオン
シェイクスピア論にみるシャトーブリヤン像
ユゴーとシャトーブリヤン―「贖罪」にみられるシャトーブリヤンの足跡
ラマルチーヌの恋愛詩「湖」
近づくフランス革命二百年
赤川次郎に思う
食の後にくるものは
トイレで並ぶ考
怪物、偏差値
いい子、悪い子!?
大物は必要なのか
遊ぶ能力がなければ仕事もできない
ゆとりとは、いい加減と覚えたり
偉人ナポレオン、蒼白き文学青年
山川草木みな成仏