万葉の華―小説 坂上郎女

万葉の華―小説 坂上郎女

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784643971125
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

朝廷の権力争いの渦中で、家刀自(女あるじ)として大伴家を支えた旅人の異母妹。万葉集の編集に情熱を燃やした美貌の歌姫の波乱の物語。書き下ろし歴史長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソババッケ

11
家持の叔母・坂上郎女の生涯。若かりし頃の恋多かりし女として、家持の歌の師匠として、大豪族大伴氏の中核である大納言家の家刀自として。そして作者の試みは万葉集の実質的な編集者としての姿である。万葉集の女性の歌で最も多い90首近くから、それをヒントに読み解いていったのであろうが。歌は本人が思ったままに詠むとは限らない、人の心情をくみ取ったものや、たわむれを躱すためのもの、相手を魔物から救うためのもの。ちょっとこの世界は難しい。もう少しボリュームがあってもいい本。家持の実母や子にもいろいろ説がありそうだ。★3.32018/01/26

ひろ

0
万葉集の歌人。大伴安麻呂の娘。大伴家持の叔母。穂積皇子妃であり、皇子の死後、藤原麻呂と恋仲に。政敵として巻き込まれぬよう、大伴家の存続を第一に考える。乱世における波乱万丈の女の一生。だからこそ歌も響く。2024/02/05

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