20世紀の日本<br> 植民地―帝国50年の興亡

20世紀の日本
植民地―帝国50年の興亡

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784643960280
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

内容説明

そこには、「近代化」移植のため、熱心に、黙々と、無慈悲に働く日本人たちがいた。今も、断罪の日々は続くが、西欧列強の植民地と何が違ったのか。なぜ、韓国、台湾、南洋の人々の反応は、かくも異なるのか。アメリカ人学者が、帝国50年の「神話」と「遺産」を検証する。

目次

第1章 帝国の由来と環境
第2章 帝国の形成―一八九五~一九二二
第3章 帝国の発展―一八九五~一九四五
第4章 日本の植民地思想―理念と矛盾
第5章 帝国の政治的統合―支配の日本型システム
第6章 帝国の経済的統合―開発と搾取
第7章 帝国の社会的変容―教育と文化移入
第8章 植民地の日本人―移民と定住
第9章 植民地からの反応―台湾・朝鮮・南洋
第10章 帝国と総力戦の重圧―一九三七~一九四五
第11章 日本植民地の遺産と現代的意味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

spanasu

3
植民地という評価がしにくいテーマを、西欧諸国との比較の視点も考慮に入れつつ、30年代以前を中心に考察したもの。台湾や朝鮮だけでなく南洋諸島についても詳しいのが特徴といえ、日本の植民地に関する基本書(らしい)。西欧と比べると文化的な同一性が高すぎるという思想面、ただ初期の政策的にまさに西欧がモデルとなっているという点、朝鮮において一部の層は日本の統治にコミットできた点が興味深い。2019/10/20

ホンドテン

0
図書館で。帝国であった時代の植民地経営の実態を地域ごとに解説した概説書。著者は各植民地経営方針の不統一と相違に注目していて、なるほどと勉強になった。特に台湾の経営については総督府を支えた三巨頭や教育福祉の増進に寄与した日本の民権主義者の存在は新知見だった。2013/12/12

ななな☆

0
抜粋。樺太ネタが載っていて助かった。あとでちゃんと読み直したい。2010/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/269826
  • ご注意事項

最近チェックした商品