内容説明
第二次大戦後50年、日本は、軍事的行動と決別したとの漠然たる気分から、安全保障を、広く国民的レベルで考えることを怠ってきた。本書の提言は、あらゆる危機への対応と、個別の法律では対処しにくい事態に備えるため、「読売憲法改正試案」に基づき、安全保障の理念を具体化したものである。
目次
第1部 総合安全保障政策大綱(総論;政府機能の強化;国の防衛と自衛隊;緊急事態 ほか)
第2部 新しい安全保障の構築に向けて―憲法問題研究会の講演から(国際粉争と安全保障;PKOをめぐるドイツの憲法論争;ドイツの緊急事態立法;PKOの問題点と各国の対応 ほか)