内容説明
「イエスかノーかで答えよ」追い詰める尋問官フィーリー…容疑者は、A級戦犯ヒデキ・トウジョウ。処刑直前の戦犯たちの魂の叫び。
目次
道は巣鴨に向かう
東条英機
広田弘毅
武藤章
板垣征四郎
新たな始まり
感想・レビュー
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新父帰る
5
1995年8月刊。元米軍人かつ編集長の書。この書には東條英機、武藤章、広田弘毅、板垣征四郎を掲載。本書の半分を東條の尋問が占める。被尋問者の生々しい声が綴られている。尋問は1946年1月から始まる。尋問官、被尋問者、通訳、タイピストのみで一室で行われた。東條の尋問は非常に穏やかな雰囲気で行われ、自由に返答させる時間が与えられた。東條自身このことに感謝している。一方、武藤に対しては厳しい尋問が続いた様だ。広田は一度はA級戦犯から外れた。板垣は外地から召喚された。花山教誨師の話しも掲載。唯一女性戦犯もいた。2023/03/05
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- 和書
- 諸国民の富 〈2〉