内容説明
あたらしい時代の日本とアメリカ。日米経済界のトップが語る近未来への指針。
目次
盛田‐ロックフェラー対談の意義―まえがきにかえて
第1章 出会い
第2章 戦争の思い出
第3章 日米関係の修復
第4章 日米経済関係の展開
第5章 日米の国際的役割の分担
第6章 新しい国際秩序を求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ZEPPELIN
3
20年以上前の本ではあるけれど、ロックフェラーと堂々と意見を交換する盛田さんが頼もしい。ロックフェラー家がかなりの親日であるというのにも驚く。冷戦が終わり、ソ連という巨大な敵が消えた時代に日本が果たしていくべき役割は何なのか。この時点から日本が世界的にリーダーシップを発揮したことがあったか?と悲しくなるが、もうアメリカの一人勝ちが不可能であり、日米欧の連携が重要であると説く。ロシアが不穏な動きをし、また中国も活発である現在、まだまだ重要なヒントがこの対談に含まれていると思う2015/03/26