内容説明
「捜査を中止しろ」電話はブレジネフ書記長からだった。マフィアのトップはソ連書記長？おそるべき犯罪組織の実像。未刊行の衝撃の書、世界に先駆け出版。暴露されたソ連犯罪組織の実態。
目次
序文に代えて 疲弊を直視できない社会
第１章 「掟盗賊」―組織犯罪の萌芽
第２章 麻薬ビジネス―遅すぎた対策
第３章 売春―複合犯罪の源
第４章 流通ピラミッド―社会主義経済のアキレス腱
第５章 覆面をとった恐喝集団―ペレストロイカの陰に咲く犯罪
第６章 鉄条網の中の暴動―「収容所群島」という名の無法地帯
第７章 「犯罪者大学」―拡大再生産される犯罪者階級
第８章 殺人警部―警察の墜落と組織犯罪の進出
第９章 警察本部長の招宴―賄賂とコネで動いたブレジネフ時代
第１０章 “賑賂共和国”は滅びず―１８０００人が共産党除名
第１１章 汚職摘発―検事は正義の味方だったか
第１２章 「地下経済」―国民生活の綱
第１３章 マフィアを育てた三人の「親」―共産党の罪と罰
付章 １９８９年のソ連犯罪統計
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