内容説明
紫の謎めく女人（額田王）、恋の女王（但馬皇女）、天平の風見鶏（大伴家持）、話題の人物（長屋王）、天平の大インテリ（山上憶良）、静寂の人（山部赤人）などなど万葉びとの人間研究。
目次
『万葉集』は愛からはじまる（愛とヤキモチ事始―磐姫；恋の女王、但馬皇女の贈り物 ほか）
近江・飛鳥の明暗（紫の謎めく女人―額田王；大忠臣の恋愛賛歌―藤原鎌足 ほか）
よみがえったプリンスの周辺（話題の人物・劇的に登場―長屋王；天平のトップ・カップル―聖武天皇と光明皇后 ほか）
「大伴山脈」の風景（飲んべエ大伴卿に乾杯；天平の風見鶏―大伴家持 ほか）
奈良の都は揺れやまず（密告者とその兄弟たち―山背王・安宿主；寵臣は灰色―藤原仲麻呂 ほか）
詩魂の世界（静寂の人へ質問―山部赤人；天平の大インテリ―山上憶良 ほか）
