運命

運命

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784643890761
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

貧困、結婚、渡満、戦争、敗戦、引揚、病気、平和、繁栄、夫の急死…。大正、昭和、平成と紆余曲折に富む70年の軌跡を綴る随想集。

目次

忙中雑感(緊張の連続の中で;開拓者の祈り;テレビ大好き;輪島の朝市;厳寒の知床へ;太陽と神話のふるさとから;生命あるかぎり;ブルガリア国境の花束 ほか)
心を問う(子供と私;人間らしさ復活へ;「リッツ」とスリと;自由とは;飽食の時代に;国の襟度 ほか)
信濃の国(信濃の国;母の味;「春の鳥」;挫折のなかから;その頃のこと;着ないセーター;野沢菜 ほか)
昭和の傷跡(中国残留孤児を思う;死者との約束;長春ふたたび;戦争未亡人会にて;草いきれの記憶;ロンジンの時計 ほか)
夫と共に(心の旅路;書くことは読むこと;創ることは考えること;サンキュー、サンキュー;大きな喜び、大きな悲しみ;老いの孤独;珊瑚の碑;「武田信玄」のロケの日に;新田次郎に依頼ですか ほか)
平成に生きる(終曲は、まだ聞きたくない;「偉大なる王」;クラス会;深夜の想い;富士山とこぶしの花;温かい言葉をありがとう;「ふじわら亭」とヒメマス;教育功労賞受賞に思う;お父さんへ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろこぽん

6
大人が心を込めて話してやればそれを受け止め、共感を持ってくれるみずみずしさを子供たちは持っている。むしろ大人達の方が彼らに対する情熱を失っていたのではないだろうか。「生きろよ」のミヨ子さんの話が辛い。理論派で世の中を批判はしていたが特別なことはしていないのに、唯物論の本を並べていただけで足の骨を折られ背骨を折られ歯を抜かれる。お互いがお互いを監視するような暗い時代。昭和って何だろう。新田次郎はもちろん素晴らしい作家だけど、新田次郎文学賞や記念室、記念碑などは全てていさんなくては設立はなかったのではないか2021/07/05

茶利

2
流れる星は生きているにあるようにたいへんつらい時期を経た著者が短編をまとめています。文章から家族愛、誇り、生きる力を感じます。2017/11/11

さざなみ

2
大活字本シリーズで読む。 「流れる星は生きている」を読み終えてこの作者に関係する本を片っ端から読んでみようと、図書館へ。 感激を新たに、次は{絆」を読もう。2015/09/24

ドクターストップ

0
新田次郎の奥さんそして、あの「流れる星は生きている」の著者でもある。「風林火山』も読んだ記憶がある。夫婦そろって凄い人だ。昭和1ケタ台生まれの人のことばは重い。自分の人生が甘っちょろい物にみえてくる。時代違えど、この夫婦の気概少しでも自分の生活や生き方へ取り入れられたら、今の世の中どんなことでも乗り越えられるような気がする。藤原ていさんの娘さんの書いた本も確か購入済。この家族の系譜を辿ってみたい。 2023/04/19

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