内容説明
序盤は手が広く、その中から数少ない好手を探し出すのは至難の業です。好手を一から探すのは困難なため、将棋の上達に定跡書は欠かせないものとなっています。しかし、初めて定跡書を読む方には、難しすぎる定跡書が数多く存在するのも事実です。
本書の最大の特長は、次の一手形式で定跡を自然と身に付けられることです。通常の戦術書と比べ図面が多いため、頭の中で並べるのではなく、目で見て覚える感覚といえます。本書で手順だけなく「良い形」を覚え、まずはその形に組めることを目指しましょう。形を覚えれば、実戦でも些細な手順の違いに対応できるようになるはずです。角換わりの最大の魅力は抜群の攻撃力です。主導権を一度も手放さず、一気に攻め倒すのが一番明快な勝ち方です。手持ちの角から繰り出される鋭い攻めを、ぜび身に付けてください。本書は、角換わりに不安を覚えている将棋ファンの、心強い相棒となるはずです。初めて角換わりを勉強する方、現代角換わりの基礎を勉強し直したい方に特にお勧めします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなあき
1
「ひと目シリーズ」の角換わり編。プロの最新流行形ではなく、角換わりを初めて指す人や定跡を基本から覚え直したい人など、将棋を指すファン目線に立った易しい内容。花形の相腰かけ銀だけでなく、棒銀や早繰り銀の定跡も詳しく丁寧に解説してある。プロの将棋を観ているだけでは理解することの難しい「序盤での駒組手順の一手一手」について、どうしてその手が指されるのか? を次の一手形式で細かく採り上げてあるので、級位者でも非常にわかりやすい。角交換した後の陣形の組み方がわからなくて、この戦型に手を出さなかった人にもおススメだ。2017/02/11
munesan
0
かなり勉強になったな。角換わりはいろんな変化があるから難しいけど頑張り甲斐がありますね。2017/07/29
coppe
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ついに角換わりの定跡本を読んでみたが、詰みまで定跡化されてるなんて覚えられる気がしない。2017/02/25
ore
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角換わりを勉強したくて購入。棒銀の攻め方が参考になった。2015/11/04