内容説明
本書は、数多くのテロリズムに実務的に対処してきた英国のコントロール・リスクス社の役員がその豊富な経験と知識を基にしてまとめ上げた興味深い資料である。関係向きには教科書や手引きとして貴重な情報を提供しているように思われる。
目次
第1部 情勢(誘拐・恐喝の起源と形態;誘拐・恐喝の増加;世界各地の誘拐・恐喝;誘拐組織;その他の誘拐事案・恐喝;毒物混入事案と爆破予告による脅迫)
第2部 対策(危機管理と安全対策;人質の受ける試練;誘拐事件への対応―人命の尊重と法律との対立;毒物混入事案対策;突発事案対策;危機管理)
第3部 事例研究(レオン・ドン・リチャードソン;誘拐―ラテンアメリカ;誘拐―西ヨーロッパ;誘拐―日本;反開発阻止闘争のための誘拐;人質監禁事件;ハイジャックと人質監禁立てこもり事件;爆破予告と毒物混入)
第4部 結論