内容説明
熊本は火の国である。母なる火の山・阿蘇が、休むことなく果てのない炎を燃やしつづけている。いにしえから人は、その火の営みとともに生き、大いなる炎に熱いこころを重ねてきた。阿蘇山の圧倒的なスケールは、肥後人たちの思考のものさしとして、今も生きつづけている。“肥後もっこす”の一徹さ、日本一づくり運動を盛り上げている県民気質にも通じるものが多いはずだ。クマソ、天草四郎の昔から、中央へ媚びず、なびかず、気骨のなかで歩みつづけてきたのだから…。
目次
火の山・阿蘇
多士済々、熊本人物往来
激流、球磨川を下る
光への誘い、不知火・天草
夏こそより熱く。光と炎の祭典
阿蘇の秋
秋の肥後路、古墳と石橋めぐりの旅
火の国の心にふれる味と宿
阿蘇の冬
火の国・熊本ならではの温泉めぐり
