感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
52
画家小倉遊亀へのインタビュー。絵への思いはもちろん、金銭や絵を描く時間の工面に苦労した教師時代、「何を描いても同じ感じ」になることに悩み安田靫彦の門を叩いたこと、31歳年上の禅宗の泰斗小倉鉄樹との結婚生活などがのびやかで気取りのない、しかし凛とした語り口で語られます。この時画家は88歳なのですが、「冒険してみたい」「勉強はおこたれない」と自分の美意識や感覚を厳しく磨き、前へ前へ進むエネルギーに溢れているのに驚かされます。その力に溢れ含蓄に富む言葉に、自分にもほのぼのと前を向く気持ちが満ちてくるようでした。2019/12/10
yamaneko*
43
純粋な気持ちで作ってないものはよくない、絵も仏像も掛け軸も焼き物も。絵と名前しか知らなかったけれど、決して楽ではない人生を通して絵を描き続けた人だったのだ、と知りました。2014/11/05
ひろ
1
年の離れたご主人との生活をしりたかったけど、途中まで。それにしても、長生きだ。また、再読するつもり。2015/02/21
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- 菊池寛全集 〈第23巻〉
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- 和書
- 農地六法 〈平成6年版〉