出版社内容情報
北前船に代表される日本の伝統船「和船」が成立する、中世以前の船とはいかなるものだったのか。考古・文献・絵画・民俗資料などを駆使し、縄文の丸木舟から船形埴輪にみられる「準構造船」の時代を経て和船に発展する様相を追う。遣唐使船との違いや東アジアの造船史、舟葬にも触れつつ造船の技術革新に迫り、船の発達史の通説に新見解を示す。
【目次】
和船以前―プロローグ
丸木舟の時代
旧石器時代の航海者たち
縄文時代の丸木舟
準構造船の時代
丸木舟から準構造船へ
弥生時代の準構造船
古墳時代の準構造船
船と葬送
船形木棺の発見
舟葬説をめぐって
文献にあらわれた古代の船
軽野と呼ばれた船
天翔ける船
遣唐使船の登場と東アジアの船
遣唐使船の登場
東アジアの造船史
準構造船から和船へ
和船成立前史
和船の成立
古代の船研究の新視点―エピローグ
あとがき
参考文献
内容説明
北前船に代表される「和船」成立以前の船とはいかなるものだったのか。丸木舟から船形埴輪にみられる「準構造船」を経て和船に発展する様相を追う。遣唐使船との違いや舟葬にも触れ、船の発達史の通説に新見解を示す。
目次
和船以前―プロローグ
丸木舟の時代
準構造船の時代
船と葬送
文献にあらわれた古代の船
遣唐使船の登場と東アジアの船
準構造船から和船へ
古代の船研究の新視点―エピローグ
著者等紹介
石村智[イシムラトモ]
1976年、兵庫県に生まれる。現在、東京文化財研究所無形文化遺産部部長、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
16
めちゃ面白かった。和船以前、つまり遣隋使、遣唐使なども使っていた平安時代までの船について語られており、個人的に興味深く読めた。国立科学博物館のポスターで知っていたが、実際に丸木舟(葦舟、竹筏も使用)を使用して台湾まで行く実験航海はぶっ飛んでるなぁ(しかも丸木舟は石斧で作成)。各時代の論理は現代人に理解できるものではない、という表記には納得する。垂直的他界観と水平的他界観も面白い。そう言語化するのか。更には、日本周囲の海の航海の困難さ。それ故準構造船の方が合理的というのもなるほどと感じた。2026/07/06




