出版社内容情報
鳥羽・伏見の戦いで開戦した旧幕府と新政府の軍事闘争。各地で混乱や分断が生じる中、人びとはこの内乱をどう受け止め、いかに行動したのか。どちら側の味方になるかの決断を迫られる小藩や、単なる「被害者」ではなく、自己の利害を考え主体的に活動した人びとの営みを、社会の動きとともに再現。民衆の目線から「戊辰内乱」を描く新たな試み。
【目次】
民衆・地域からみた戊辰内乱―プロローグ
内乱勃発と分断の発生
「戊辰の役」から「戊辰戦争」へ
「戊辰内乱」と呼ぶ理由
内乱勃発と分断
藩の決断と領民
大垣藩の変節と領民の困窮
「朝敵」藩を支える人びと
小藩の苦悩と領民
旧幕府領・旧旗本知行所と支配錯綜地域の様相
旧幕府領
旧旗本知行所
錯綜する支配と治安の悪化
旧幕府軍と民衆
村々からの収奪
旧幕府軍の名分と民心の掌握
たたかう民
雇われた人びと
新政府・天皇と民衆
いうことをきかない百姓たち
新政府の民心掌握策
「五榜の掲示」
天皇とはいったい何者なのか
したたかな人びと
「勤王」を謳う人びと
要求する人びと
手のひらを返す人びと
戊辰内乱がもたらしたもの―エピローグ
あとがき
参考文献
関連年表



