出版社内容情報
〝義と筋目の武将〟と評される上杉謙信。関東諸将の要請に応じて繰り返し出兵した「越山」には、彼と東国の戦国史にとっていかなる意味があったのか。越後の長尾氏の覇権確立、「関東管領体制」の挫折、北条・武田ら有力大名の同盟と衝突、後継者争いまで、謙信の書状に浮かぶ心の内を読み解きながら関東の戦国争乱を辿り、新たな実像に迫る。
内容説明
“義と筋目の武将”と評される上杉謙信。関東諸将の要請に応じて繰り返し出兵した「越山」にはいかなる歴史的意味があったのか。謙信の書状に浮かぶ心の内を探りつつ関東の戦国争乱を辿り、新たな実像に迫る。
目次
上杉謙信のイメージ―プロローグ
越後上杉氏と関東
長尾為景と関東
長尾景虎の覇権確立
「関東管領体制」の挫折
越相同盟の成立と崩壊
上杉謙信の「遺産」と波紋
関東管領から普通の戦国大名へ―エピローグ
著者等紹介
池享[イケススム]
1950年、新潟県に生まれる。現在、一橋大学名誉教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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