出版社内容情報
日時や方角の吉凶を熟知し、占いやまじないで人々の不安を解消した陰陽師。暦の計算や天体観測にもとづき凶事の予見もできる、平安貴族にとって頼もしい存在だった。彼らが貴族に教えた方違や物忌、八卦忌などの陰陽道の基礎知識をわかりやすく解説。文学作品にも注目し、国風文化が華ひらいた平安時代に陰陽道が成立・発展した事情にせまる。
内容説明
日時や方角の吉凶を熟知し、占いやまじないで国家や貴族らの不安を解消した陰陽師。暦の計算や天体観測により凶事の予見もできるなど、頼もしい存在だった。彼らがになった陰陽道の基礎知識や時代背景を丁寧に解説。
目次
なぜ「いんようじ」ではなく「おんようじ」なのか―プロローグ
占い―未知・未来を知らせることによる不安の解消(陰陽五行説、干支の基礎知識;占いの種類;災害・怪異の占い;六壬式・六壬占;物忌とは何か;心身の不例に関する占い;その他の六壬式で占ったこと)
まじない―対処と予防による安心、招福(広義の陰陽師へ、陰陽道の成立へ;陰陽道祭祀;どのようなときに祓(禊・解除)を頼むか
安全・安心をもたらす呪術と危険な呪術)
日時・方角禁忌と暦―時空のめぐりをふまえた安心の提供、怖れの解消(暦について;日の吉凶;八卦忌とは何か;方角の吉凶)
平安時代の陰陽師・陰陽道から現代へ―エピローグ
著者等紹介
中島和歌子[ナカジマワカコ]
1960年、和歌山県に生まれる。現在、京都女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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