倭と加耶の国際環境

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  • サイズ A5判/ページ数 357,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642093064
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

内容説明

古代、倭は加耶をはじめ東アジアの国々と活発に交流し、国際的な関係を結んでいた。楽浪・帯方郡との交渉、月支国と邪馬台国の関係、巨大前方後円墳などから解明。一~六世紀にわたる、海峡を越えた交流に迫る国際関係史。

目次

1 倭と楽浪・帯方郡―一~三世紀の国際関係(楽浪郡・韓・倭―環朝鮮海峡・黄海(西海)文化圏
帯方郡と韓・倭 ほか)
2 倭と韓―三世紀の国際関係(鉄の交易―弁辰の鉄と南北市糴;辰王と卑弥呼―韓の月支国と倭の邪馬台国)
3 倭と魏晋・百済―三・四世紀の国際関係(魏と倭の軍事同盟―親魏倭王印と黄幢;倭と百済・南朝)
4 倭と加耶諸国―四・五世紀の国際関係(倭と金官加耶;倭と広開土王碑 ほか)
5 倭と加耶・百済・慕韓―五・六世紀の国際関係(倭の五王と巨大前方後円墳;栄山江流域と慕韓・倭 ほか)

著者等紹介

東潮[アズマウシオ]
1946年大阪府に生まれる。1978年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。徳島大学総合科学部教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hyena_no_papa

3
読む本というより調べる本という位置づけが適切か。倭と韓にかかわる大量の考古学情報が満載。ところどころで筆者の古代史観が紹介されるが、開陳される考古学的知見からどのようにしてその古代史観が導かれるのか、門外漢には分からない。ただ、文献史学の上に立っている愚生としては、筆者の提示する史観がすんなりと飲み込めない箇所も幾らかはあった。純粋に文献に基づく部分では、狗奴国を狗耶国としたり、仮授➔仮綬、檄➔激という誤記も。考古学分野の知識量が半端ないゆえ余計に字句の誤りが目立つ。黄幢と黒塚についての考察が本書のキモ。2022/12/23

おらひらお

0
2006年初版。既出の論文を集めたものではなく、新稿が多いところがうれしい。だけど扱う時期幅が広すぎるような気もする。9000円するけど売れてほしい本でもある。僕は図書館で借りましたが・・・。もっとお金があれば。2011/01/18

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