出版社内容情報
東アジアの先進国家をめざして、飛鳥・藤原京時代の天皇は改革を進めた。国を護る仏教の導入、壮大な官寺の建立、葬送儀礼の変化、古墳に表された世界観と支配者像など、周辺諸国の思想・制度に学びつつ日本の独自性を織り交ぜた政策とその意義を読み解く。宮都・寺院・陵墓の築造の年代と位置関係を総合的に捉え、飛鳥・藤原の歴史の全貌に迫る。
内容説明
先進国家をめざして改革を進めた飛鳥・藤原京時代。仏教の導入、官寺の建立、古墳に表された世界観など、日本の独自性を出した政策と意義を解説。飛鳥・藤原の宮都・寺院・陵墓の年代と位置を総合的に捉え、全貌に迫る。
目次
第1部 飛鳥・藤原京の寺と仏教(仏教の伝来と飛鳥・藤原京の大寺造営;飛鳥の寺々と国際交流;悲劇の山田寺―先人の研究に学ぶ―;天智天皇建立の飛鳥の大寺―川原寺の実像―;一〇〇年前の記録が伝える大官大寺跡;飛鳥寺西の槻の広場―宮廷儀礼を探る)
第2部 古墳とその被葬者(終末期古墳と風水思想;小山田古墳と舒明天皇陵;牽牛子塚古墳と越・真弓地域の古墳;天武朝の政治と天武・持統天皇合葬陵;高松塚古墳壁画発見五〇年―壁画は何を語る?その意義を再考する―)
著者等紹介
木下正史[キノシタマサシ]
1941年東京都に生まれる。現在、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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