出版社内容情報
戊辰戦争時の仙台藩の重臣坂英力。明治新政府に抵抗した責任を負い斬首となり、「逆賊」とされ、坂の母と妻、子どもたちは一家離散を余儀なくされた。家族のその後の人生を、日本の近代史とともに、鮮やかに描き出す。教師や軍医となって、困窮者への医療・福祉・教育に力を注ぎ、社会事業に尽力した家族3代の歴史を明らかにする注目の1冊。
内容説明
戊辰戦争時の仙台藩重臣、坂英力は明治新政府に抵抗した藩の責を負い斬首された。母と妻子の人生を日本の近代史とともに描く。子どもは教師や医師になり、社会事業に尽力した。幕末から昭和戦後まで家族三代の歴史。
目次
1 坂英力の生涯
2 教師になった長男坂要之進と長女坂コウ
3 次男坂琢治の生涯
4 琢治、宮城授産場と幼稚園を開設する
5 三男坂定義の軍医としての前半生
6 地域医療・福祉に尽くした定義の後半生
7 坂定義の後継者坂猶興
著者等紹介
佐藤和賀子[サトウワカコ]
1950年北海道生まれ。現在、聖和学園短期大学非常勤講師、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。