中世のうわさ―情報伝達のしくみ (新装版)

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中世のうわさ―情報伝達のしくみ (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642083782
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1021

出版社内容情報

新聞やテレビ、携帯電話やインターネットなど存在しない中世において、「うわさ」は情報伝達のなかで大きな比重を占め、重要な役割を果たしていた。殺人事件や悪党蜂起、事実無根の流言、風評…。階層や集団の違いを越えて、中世社会を広く飛び交った「うわさ」をすくい上げ、その特徴を分析。まったく新しい中世情報論に挑んだ意欲作を新装復刊。

内容説明

新聞やテレビ、インターネットなどなかった中世社会、「うわさ」は重要な情報伝達手段だった。殺人事件や悪党蜂起、事実無根の流言…。広く飛び交った「うわさ」を丁寧に分析。新たな中世情報論に挑んだ意欲作を復刊。

目次

1 「うわさ」の力
2 事件と「風聞」
3 「言口」をさがせ
4 未来の「うわさ」
5 一揆と高札
6 中世社会と「うわさ」

著者等紹介

酒井紀美[サカイキミ]
1947年大阪市に生まれる。1976年大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。元茨城大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

14
信じられないような速度と範囲で広まっていくうわさに、神の関与を信じた中世の人々。土一揆や誅殺謀殺にも高札で自分たちの正当性を主張しあい、悪質なうわさの言い出しっぺは流罪に処せられることも。後書きに「個々の人間の願いや望み、心配や恐れがないまぜになった手作りの織物のようなもの」がうわさとされてたけど、自分の意志で構築したツイッタのTLってこれだよなあと思ってしまった。中世、虚偽のうわさには神仏の罰が下ると広く信じられていたが、ヘイトスピーチ溢れるコロナ禍の今、神仏に代わる歯止めはあるのだろうか。2021/02/03

紫草

5
情報伝達の手段が「人から人」しかなかった時代は、「うわさ」の意味も今とはまったく違った。「『うわさ』はしばしば当の人びとの想像を超えたところまで広がって行く。」この辺りは今のSNSなんかも想起されますが、「そのため中世の人びとは(略)神の手がかかっているにちがいないと考えた」。そうだったのか。なので、紛争や事件の解決などにも「うわさ」が重要になる。でも「直接見た」と「誰かから聞いた」というのはちゃんとわけて、案外厳密に「うわさ」の処理の仕方を決めてる。もっと知りたいが、史料が少なく研究が難しそう。2020/06/17

ウォーカージョン

2
「うわさ」そのものより、その影響など周辺の考察。当時の記録の解説中心。当時「うわさ」には一定の権威があった。同時に捏造などによって世論をコントロールしようとする者もいた。現代も、権威をもったマスコミが世論をコントロールしている点で、変わってないのだなと思った。2020/08/17

Go Extreme

1
うわさの役割:情報伝達 社会統制 権力関係 共同体結束 監視機能 政治影響 宗教信仰 経済変動 拡散メカニズム:口承伝達 文字記録 風聞変容 誇張影響 社会受容 信憑性評価 伝播速度 情報歪曲 歴史的事例:火災騒動 政治事件 反乱扇動 農民一揆 徳政要求 戦時情報 天狗伝説 幕府命令 現代比較:SNS拡散 デジタル噂 情報操作 フェイクニュース 社会影響 コミュニケーション変容 言説管理 制御対策:権力介入 高札布告 起請文制約 検閲制度 風聞抑制 信頼情報管理 公式発表 説明責任2025/03/10

娑婆乃呼吸

1
中世においては、ニュースや裁判における証拠ともなった「うわさ」について、様々な用語やその意味の違い、広まるシチュエーションなどについて整理した一冊。 現代以上に、うわさそのものに大きな意味合いがあったことが事例からもよくわかります。2023/03/29

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