出版社内容情報
第1特集 日本国憲法の現在
改憲の是非を論する前に/奥平康弘
近代立憲主義の神髄は国家権力の制限/北野春夫
天皇制が日本をダメにしている/荒 岱介
人権無き天皇を戴く国民は不自由 礼宮と同期だった経験から/野本陽吾
「現人神」天皇は戦前から変わらない/渋谷 要
人民主権確立のための改憲のすすめ/大庭俊和
爆弾を落とされる側の現実 フォト・ジャーナリストの見た世界/豊田直巳
地方議会・グリーン派議員の奮闘
○岐阜県御嵩町/岡本隆子 オヤジ議員のいじめに負けず 産廃処分場反対運動から住み良い町づくり
○大阪府泉南市/小山広明 市民感覚でガラス張りの市政を 関西新空港にはあくまで反対
○東京都小平市/橋本久雄 環境派の風を地域から 世界の闘いにつないで
第2特集 経済成長の限界
高濃度汚染の魚が流通している ダイオキシン対策特措法から1年/藤原寿和
土建・金融国家の財政的破綻/河宮信郎
原発なしの新エネルギーシステムは可能/安藤多恵子
グリーン税制改革の時代/山根克也
東ティモール独立への苦闘 諸民族共生のミレニアムを拓く/高橋道郎
【連載】閉じられた国民
憲法は変えてはいけないのか。今の憲法に問題はないのか。護憲、改憲という二元論ではない立場はあるのか。専門家、社会運動家などが独自の視点で考える。答えはない。
地方議会・グリーン派議員の人たちの奮闘ぶりに注目。身近な議員さんに拍手。
巻末に転載した松永康さんの文章は本誌前号の加藤尚武氏の文章中の「美術館の倫理学」の章にスポットをあてたもの。松永さんは美術館の学芸員。本誌が広がりを持って受け止められていることを実感できて、編集に関わるものとしてもうれしい文章。