増補 吾妻鏡の方法―事実と神話にみる中世 (新装版)

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増補 吾妻鏡の方法―事実と神話にみる中世 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 402p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642083393
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C1021

出版社内容情報

『吾妻鏡』編纂方法や特徴、鎌倉の形成を解明する論考2本を新たに収録した決定版。鎌倉政権像が再現され、その時代がよみがえる。東国に生まれた初の武士政権誕生と再生の歴史。包括的で本質的な作品論と、綿密で丹念な分析により迫る鎌倉時代の最重要史料『吾妻鏡』の世界。今ここに鎌倉政権像が鮮やかに再現され、その時代がよみがえる。記事の編纂方法やその特徴・真偽、武家地鎌倉の形成について解き明かす論考二本を新たに収録。第一人者による名著、さらに充実した決定版。

はしがき/序章 『吾妻鏡』の時代/第?部(『吾妻鏡』の構想〈はじまり/二つの作品/王殺し/継承/おわりに―『吾妻鏡』の成立〉/合戦記の方法〈合戦記とは/義経合戦記/合戦記の方法〉/『吾妻鏡』の構成と原史料〈明月記より/建治三年記より/寛元二年記より/建久三年記より〉)/第?部(源実朝―将軍親裁の崩壊〈政所下文/政所別当/政所親裁/おわりに―政所炎上〉/鎌倉前期の幕府法廷〈鎌倉殿沙汰/政所沙汰/評定沙汰〉/執事・執権・得宗―安堵と理非〈執事/執権/得宗〉以下細目略)/第?部(『吾妻鏡』の筆法/『吾妻鏡』とその特徴/鎌倉における武家地の形成)/索引(『吾妻鏡』記事・人名)

五味 文彦[ゴミ フミヒコ]
著・文・その他

内容説明

東国に生まれた初の武士政権誕生と再生の歴史。鎌倉政権像が鮮やかに再現され、その時代がよみがえる。『吾妻鏡』編纂方法やその特徴、武家地鎌倉の形成を解き明かす論考二本を新たに収録。名著がさらに充実した決定版。

目次

『吾妻鏡』の時代
第1部(『吾妻鏡』の構想;合戦記の方法;『吾妻鏡』の構成と原史料)
第2部(源実朝―将軍親裁の崩壊;鎌倉前期の幕府法廷;執事・執権・得宗―安堵と理非)
第3部(『吾妻鏡』の筆法;『吾妻鏡』とその特徴;鎌倉における武家地の形成)

著者等紹介

五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年、山梨県に生れる。1970年、東京大学大学院修士課程修了。神戸大学講師、お茶の水女子大学助教授、東京大学教授、放送大学教授等を経て、東京大学名誉教授、放送大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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翔亀

43
【中世7】大河の「鎌倉殿の13人」の肝となるシーンは、幕府の半公式の歴史書である「吾妻鏡」に依拠している。例えば、ドラマの前回では、千葉常胤がすぐ味方になったの反して、上総広常が初めて頼朝に参上した場面がクライマックスだった。吾妻鏡にはこうある。「(広常は)内心では離反の思いをいだきながら」「この数万の合力を得て、さぞや喜ばれるであろうと思っていたところが、(頼朝に)遅参を咎められた。まったく人の主となるに相応しい様子を見て、(広常は)たちまち殺害しようとしていた心を改め、進んで↓2022/02/21

20
中国の代々の史書のように北条氏への忖度を多分に含む吾妻鏡を論じた本。平家物語での義仲や義経の描写の細かさは覚明等の祐筆を持っていたからではないかとの指摘。古代日本が神話としての古事記、事実としての日本書紀を作ったように、神話としての曽我物語、事実としての吾妻鏡があるのではとの指摘。将軍独裁で始まった鎌倉幕府が得宗専制に変質する過程。得宗専制は何かあれば将軍を追放するか、得宗を補佐する御内人か外戚を粛清することで存続を図る。室町初期も尊氏が得宗であり公方が直義、御内が高師直だったという指摘はなるほどなーと。2021/05/04

田中峰和

3
鎌倉将軍の年代記とはいえ、執権北条家の都合でまとめられたのが吾妻鏡。以仁王の令旨で源頼朝になるのが始まりだが、北条家のキングメーカー物語である。併せて読めば北条家の悪辣ぶりが判明するのが「曽我物語」。曽我兄弟に頼朝暗殺を指示し失敗した北条時政は彼らの御霊を鎮守神とした。頼朝死後、二代目頼家にクーデターを起こし、実朝を将軍にして都合が悪くなると頼家の息子公暁をそそのかし実朝暗殺。その後は京都から藤原家や皇族から幼児を将軍に迎えやりたい放題。京から迎えた将軍は京に戻されたが、戻るところのない実朝は殺された。2018/12/16

momen

0
吾妻鏡についての論考。一般向けに内容や成立背景を解説したものではなく、初めから終わりまで非常に専門的な内容。元々それなりの知識があることを前提とした、かなり踏み入った解説で、吾妻鏡についての研究を読みたい人向け。 自分は詳しい知識がなかったのでほぼ理解できず…2023/11/23

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