出版社内容情報
奈良盆地南西部にある馬見丘陵一帯には、全長200メートルを超える葛城氏の首長墳が集中して築造されている。考古学による首長墳の系列と『古事記』『日本書紀』に記す葛城氏の系譜を対比し、首長墳の被葬者をすべて想定する。古代豪族の葛城氏が畿内の最有力豪族になったのはなぜか。葛城氏の政治力、経済力、軍事力を考古学資料によって描く。
内容説明
奈良盆地南西部に葛城氏の大型古墳が集中して造られたのはなぜか。考古学による研究成果と『古事記』『日本書紀』の首長系譜を対比し、葛城氏の被葬者をすべて想定。畿内の最有力豪族の政治力、経済力、軍事力を解明する。
目次
1 実在した葛城襲津彦
2 これまでの馬見古墳群の研究と葛城氏
3 葛城地域の大型首長墳と変遷
4 葛城襲津彦が埋葬された大型首長墳
5 葛城襲津彦より前に築造された大型首長墳と被葬者
6 葛城襲津彦以後の大型首長墳と被葬者
7 葛城に築造された初期の大型首長墳と被葬者
8 葛城氏の政治・経済的発展と軍事力
9 葛城氏の衰退と雄略朝
著者等紹介
小笠原好彦[オガサワラヨシヒコ]
1941年青森市に生まれる。1966年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。奈良国立文化財研究所主任研究官、滋賀大学教授、明治大学大学院特任教授を経て、滋賀大学名誉教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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