明治期のイタリア留学―文化受容と語学習得

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明治期のイタリア留学―文化受容と語学習得

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  • サイズ B6判/ページ数 329,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642083072
  • NDC分類 377.6
  • Cコード C1021

出版社内容情報

近代日本の黎明期にイタリアへ渡った井尻儀三郎ら若き日本人たち。彼らの留学時代を検証し、交流の様子を描いた西洋文化受容史。近代日本の黎明期にイタリアへ渡った若き日本人たち―王立イタリア国際学院で語学を修めた井尻儀三郎(いじりぎさぶろう)と緒方惟直(おがたこれなお)、ヴェネツィア王立美術学校で絵画や彫刻を学んだ川村清雄(かわむらきよお)と長沼守敬(ながぬまもりよし)。明治政府がすすめる近代化政策の中で、彼らはイタリアから何を受容したのだろうか。彼らの留学時代を検証し、交流の様子を描き出した、知られざる西洋文化受容史。



イタリアとの架け橋を築いた明治期の若者たち―プロローグ/井尻儀三郎 現地でイタリア語を習得し首席を通した十二歳(不世出の努力家/トリノ王立イタリア国際学院/国際学院への入学/一八七四年から卒業まで/コラム? 佐々木三六―東京大学植物園の細密画家/コラム? 川村恒三、大橋淡、平元弘―秋田の蚕種商人たち/コラム? 田嶋啓太郎―群馬境町のカトリック蚕種商人)以下細目略/緒方惟直 万博のフランス語通訳となり、国際結婚をした洪庵の息子/川村清雄 ヨーロッパ人に伍して新しい美術を模索したポリグロットの洋画家/長沼守敬 原敬、森?外とも親交のあった洋風彫刻の創始者/イタリア留学と文化受容―エピローグ/人名解説/略年表

石井 元章[イシイ モトアキ]

内容説明

近代日本の黎明期にイタリアへ渡った井尻儀三郎、緒方惟直、川村清雄、長沼守敬ら若き日本人たち。彼らは明治政府がすすめる近代化政策の中で、イタリアから何を受容したのか。知られざる西洋文化受容史を描き出す。

目次

第1章 井尻儀三郎―現地でイタリア語を習得し首席を通した十二歳(不世出の努力家;トリノ王立イタリア国際学院 ほか)
第2章 緒方惟直―万博のフランス語通訳となり、国際結婚をした洪庵の息子(出生から三度目のヨーロッパ出発まで;国際学院の惟直 ほか)
第3章 川村清雄―ヨーロッパ人に伍して新しい美術を模索したポリグロットの洋画家(誕生からヴェネツィア到着まで;ヴェネツィア美術学校での勉学 ほか)
第4章 長沼守敬―原敬、森鴎外とも親交のあった洋風彫刻の創始者(出生からヴェネツィア留学まで;イタリア渡航と最初の困難 ほか)

著者等紹介

石井元章[イシイモトアキ]
1957年、群馬県に生まれる。1997年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美術史学専門分野博士課程修了、学位取得(文学博士)。2001年、ピサ高等師範学校大学院文哲学コース学位取得(文学博士)。現在、大阪芸術大学芸術学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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南北

37
明治初期に日本からイタリアに留学した4人の芸術家たちのお話。イタリア語が全くできない人もいた割に急速にイタリア語を習得していったのには感服しました。よくよく見ると4人とも江戸時代生まれでおそらく全員が素読を経験していることがポイントだったのではないかと思います。あとがきで著者の専攻であるルネサンス美術史では英仏独伊の4か国語が必須であることから語学習得の一端が明らかにされていますが、いい先生に巡り会ったのがよくわかります。私個人は高校までそういう経験がなかったのでうらやましいと思ってしまいます。2019/12/02

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