• ポイントキャンペーン

赤米のたどった道―もうひとつの日本のコメ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642082938
  • NDC分類 616.2
  • Cコード C1021

出版社内容情報

米は白い―。これは今では常識だが、古来日本では大陸伝来の「大唐米」や信州安曇野の「溢籾」などの赤米が、生活米として重宝された。水田不適な土地でも耕作できるなど、新田開発を側面から支えた庶民の赤米は、食味が劣るため、白米の普及とともに生産が減少していく。今日のブランド米の特殊性にも触れ、赤米の盛衰を歴史的に位置づける。

内容説明

日本に伝来した「大唐米」などの赤米は、水田不適な土地でも耕作でき、庶民の生活米として重宝されたが、食味が劣るため生産量は白米に圧倒される。現在のブランド米の特殊性にも触れ、赤米の盛衰を歴史的に位置づける。

目次

序章 稲作と日本
1章 稲作と日本・アジア
2章 コメを取り巻く日本の歴史
3章 中世の赤米・大唐米
4章 稲作をめぐる勧農と収納
5章 荘園に広がる水田風景
6章 赤米の広がり
7章 農書の成立と赤米の盛衰
終章 食糧としてのコメ―食糧増産の命題

著者等紹介

福嶋紀子[フクシマノリコ]
1958年群馬県に生まれる。1981年法政大学文学部史学科卒業。1985年東京都立大学大学院修士課程修了。2012年博士号取得(中央大学、史学)。現在、信州大学・松本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
赤米は平安時代に日本へ2016/06/01

たまネギ子

1
さらっと読んだ。赤米の歴史を知ることで、白米の貴重さや神聖な側面を知る事ができた。2016/08/02

motoshi

1
一面の水田という「原風景」とともに忘れさられた赤米をめぐる物語。2016/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10772888
  • ご注意事項