出版社内容情報
中国浙江省・龍泉市周辺を中心に生産された龍泉窯青磁。嗜好品や実用品として日本にも盛んに輸入されたが、海禁政策によって輸出先が限られた明代の状況は不明瞭であった。首里城などのグスクや沖縄県内における近年の出土例を詳細に分析し、膨大な資料に基づく青磁の編年を構築。美術史学・考古学を横断し、明代龍泉窯青磁の実態解明に挑む。
内容説明
中国浙江省・龍泉市周辺を中心に生産された龍泉窯青磁。嗜好品や実用品として日本にも盛んに輸入されたが、海禁政策によって輸出先が限られた明代の状況は不明瞭であった。首里城などのグスクや沖縄県内における近年の出土例を詳細に分析し、膨大な資料に基づく青磁の編年を構築。美術史学・考古学を横断し、明代龍泉窯青磁の実態解明に挑む。
目次
序章 琉球出土資料による明代龍泉窯青瓷研究の意義
第1章 研究史と課題
第2章 龍泉窯青瓷碗・皿・盤の編年
第3章 龍泉窯青瓷蓋罐の研究―出土資料を中心に
第4章 もうひとつの蓋罐―龍泉窯青瓷鳥文蓋罐をめぐって
第5章 首里城跡出土龍泉窯青瓷大瓶の編年研究
第6章 明代前期龍泉窯青瓷の特徴
第7章 明代龍泉窯青瓷からみた琉球の内外
終章 まとめと展望
著者等紹介
柴田圭子[シバタケイコ]
1962年愛媛県に生まれる。現在、公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センター嘱託調査員、沖縄県立芸術大学芸術文化研究所研究員、博士(芸術学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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