内容説明
家康の文庫=紅葉山文庫の流れをくみ、貴重な典籍や古文書が受け継がれてきた内閣文庫。歴史、所蔵資料の特色、収書、保管、補修・防虫、展示会などその姿が明らかになる。図書館・文書館関係者、古書ファン必読の一冊。
目次
1 内閣文庫の歴史(内閣文庫の蔵書の源流;明治時代以降の内閣文庫)
2 蔵書点描(内閣文庫の蔵書;国書;漢籍;明治期の資料;洋書;その他)
3 内閣文庫の仕事(内閣文庫の日々;選定・収集;受入・整理;装備・排架;閲覧;保存;補修;広報・展示)
4 古書を伝える―先人の知恵と努力(展示会の開催まで;献納本;収書の努力;保存を考える;蔵書印に見る愛書の心;展示会の主題選定の契機)
著者等紹介
長澤孝三[ナガサワコウゾウ]
1942年兵庫県に生まれる。1970年大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。1979年国立公文書館内閣文庫・和漢書専門職。2001年国立公文書館内閣文庫長・独立行政法人国立公文書館統括公文書専門官。現在、東京大学東洋文化研究所漢籍整理長期研修講師(和刻本漢籍)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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