内容説明
激動する幕末維新期、たぐいまれなる英知と先見性を備え、近代日本に議会制統一国家という理想像を追い求めた福井藩主=松平春嶽。その波乱の生涯を描き、混迷の現代社会が求めるリーダー像を、その思想と行動に学ぶ。
目次
松平春嶽論の課題―プロローグ
1 雄藩への進展
2 国事奔走と挫折
3 政事総裁職時代、その後
4 政変後の懸命な働き
5 維新政権へ
6 近代日本への英知
新たに着目される春岳像―エピローグ
著者等紹介
三上一夫[ミカミカズオ]
1921年朝鮮京城府に生まれる。1944年京城帝国大学史学科卒業。福井県立大野高等学校長、福井県教育研究所長、福井工業大学教授、同大学図書館長(併任)を歴任。現在、福井工業大学名誉教授
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