内容説明
緊張高まる国際情勢に対応すべく、大和政権は律令国家の建設を急いだ。内憂外患の難局を乗り越え、独自の文化を生んだ白鳳・天平時代。藤原鎌足や持統天皇、遣唐使。文字の普及、古事記などの重要テーマに迫る。
目次
第1 律令国家の形成(藤原鎌足と大化改新;持統天皇;天平期の東北経営;日本律令国家)
第2 文化と思想(歴史学からみた古代の孤独;隋唐文化と日本;古事記撰進の事情;天平文化論)
第3 古代史探究(記伝私観;万葉集百姓読み;『律令』雑記;正倉院戸籍調査)
著者等紹介
青木和夫[アオキカズオ]
1926年東京都生まれ。1951年東京大学文学部卒業。1992年お茶の水女子大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。