内容説明
歴代天皇中でも、その剛毅な気質、決断力、行動力で群を抜き最も政治的であった後醍醐天皇と、武家の棟梁となるべき運命を自覚した足利尊氏の対決は、南北朝動乱を招き、楠木正成・正行、新田義貞等々の武人をもその渦中に巻込み、戦乱の世を造りだしたのであった…。
目次
南北朝時代はスイッチバックの時代
両統迭立の悪習
後醍醐天皇の生いたち
足利高氏の生いたち
後醍醐天皇の妃と皇子たち
「正中の変」の犠牲者たち
「元弘の変」の犠牲者たち
倒幕の功労者たち
「建武の中興」の犠牲者たち
足利尊氏の謀反
公武抗争の犠牲者たち
南北朝争乱の犠牲者たち
南朝、鳴かず飛ばずの8年
楠木正行の活躍
足利一族の内紛による犠牲者たち
南朝の京都奪還
南北朝時代は莫大な浪費の時代
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