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古伊万里の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642079013
  • NDC分類 751.1
  • Cコード C3072

出版社内容情報

陶磁器とは何か。古伊万里とはどのようなものなのか。わが国の磁器生成が中国より千年、朝鮮より六百年遅れたのはなぜか。膨大な輸入品、朝鮮半島からの技術導入、商人の活動から受けた影響などを克明に分析。美術史にかたよらず、文献史料、考古資料などを駆使し、染付の創出から古伊万里という肥前磁器に発展する過程と歴史的必然性を探り出す。

〈主な目次〉1章=肥前磁器の創出とその展望(白磁創出への胎動/新統治者による新陶磁器の採用)/2章=中国における磁器の創出と発展(青花創出の原点/闘彩の創出)/3章=朝鮮陶磁の創出と発展過程(高麗青磁および白磁の創出)/4章=中国・朝鮮からの陶磁器の輸入とわが国の対応(磁器の受容/青花および闘彩などの輸入状況)/5章=初期伊万里の創出と発展(肥前における磁器創出の胎動/肥前における磁器産業への発展/肥前磁器の発展と佐賀藩による管理)

内容説明

陶磁器とは何か。古伊万里とはどのようなものなのか。わが国の磁器生成が中国より千年、朝鮮より六百年遅れたのはなぜか。膨大な輸入品、朝鮮半島からの技術導入、商人の活動から受けた影響などを克明に分析。美術史にかたよらず、文献史料、考古資料などを駆使し、染付の創出から古伊万里という肥前磁器に発展する過程と歴史的必然性を探り出す。

目次

第1章 肥前磁器の創出とその展望(白磁創出への胎動;新統治者による新陶磁器の採用)
第2章 中国における磁器の創出と発展(青花創出の原点;闘彩の創出)
第3章 朝鮮陶磁の創出と発展過程(高麗青磁および白磁の創出;朝鮮王朝時代の白磁と青華)
第4章 中国・朝鮮からの陶磁器の輸入とわが国の対応(磁器の受容;青花および闘彩などの輸入状況)
第5章 初期伊万里の創出と発展(肥前における磁器創出の胎動;肥前における磁器産業への発展 ほか)

著者等紹介

伊藤和雅[イトウカズマサ]
1943年佐賀市に生まれる。1966年日本大学法学部卒業、博多大丸入社。1986年博物館学芸員資格取得。1995年仏教大学文学部史学科卒業。現在、博多大丸美術担当部長、西南学院大学文学研究科(国際文化専攻)博士後期課程在学
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感想・レビュー

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肥前磁器古伊万里の誕生(=いつ・どこ・誰)を考古資料と文字史料両方の分析で解明を目指す。朝鮮陶磁器業技能者の李参平が泉山磁石を発見し日本で磁器を焼成したという通説(?)に対して、李参平の有田移住前に磁器が中国系技能者の助けによって焼成された可能性が大と主張。鍋島氏の管理下で、日本人窯業者が追放され朝鮮人技能者集団の重用は①品質向上を目指し藩財政収入増加させる②宗教的安全だった点は興味深い。ただ、産業化後の製作・流通体制にも触れるべきかと思う。また、寛永期に陶磁器の「近代化」など不思議と感じた用語がある。2024/03/03

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